1993年、＜地域に開かれた医療の展開＞を基本理念に、155床の脳神経外科を中心として89名の仲間と共に歩みを始めました。
開院当初より＜第二次予防医療（発症する前に病気を発見し、発症しないように対応していく）＞を21世紀の医療の核と位置付け、さまざまな形態を駆使した啓発活動を展開し続けた結果、行政組織など多くの諸組織と連携する形で＜脳ドックの十勝モデル＞を実現しました。2003年にはPETセンターを開設、PET-CTを用いた「がんドック」を開始、2022年11月には世界に先駆け、新しいがんスクリーニング検査「miSignal®（マイシグナル）」を開始するなど、第二次予防医療に変わらず注力しています。
2008年1月、基本理念を＜革新に満ちた医療への挑戦と新たなる組織価値の創造＞に再設定し、さらに新しい医療活動の展開をスタートさせました。NGS(Next Generation Sequencer : 次世代型遺伝子解析機)によるがん細胞の遺伝子解析を用い、患者さん一人ひとりに最適化された医療（個別化医療）の提供、「がんゲノム医療の実装」「プレシジョン・メディシン（精密医療）の構築」など、革新に満ちた医療への挑戦はこれからも続きます。